ホームページで入会申込みを受け付けた後に申込内容別に案内を郵送していたが、年間入会希望者が500名以上になることから省力化を目的にサブシステムを構築した。PalSyneには元々入会・更新申請機能がオプションで利用できるが、その内容を判断して自動処理することはできない。そのためPalSyneデータを直接コントロールできるサブシステムを構築した。
また、PalSyneに登録した入金データを元に会計処理と連携できる日計表、月計表や予算実績表も必要となり、入金データを直接参照して集計するシステムも構築した。
PalSyneでは入会申込情報は一旦入会受付テーブルに保存され、オペレータが確認したうえで会員テーブルに登録される。しかし、年間の入会希望者数が多く、入会時の作業も多いため、サブシステムにより申込情報を自動判断して直接会員テーブルに取り込むようにした。
また申込者には内容別に手続き案内のメールを自動送信し、入金がない申込者にはその後メール等でフォローできるようにした。
PalSyneでは入力を自動化したり、入会種別に応じて項目を自動設定するような定型処理を行うことはできない。そのため、入会者ごとに異なる処理が必要な場合などでヒューマンエラーが起こる可能性がある。
そこで、入会者からの入金をPalSyneに登録する際に、サブシステムを呼び出して項目を自動設定して定型メールを送信できるようにした。
年度末で退会を希望する会員についてもモレが生じないように自動化を行った。
入金データをサブシステムでリアルタイムに集計して日計表、月計表および予算実績表を作成してエクスポートできるようにした。
PalSyneではお客様の要望に応じた帳票を作成できないが、お客様が独自に分析を行うためには集計システムが必要である。
(2022年開発)